2011年3月4日金曜日

有痛性分裂膝蓋骨 (二分膝蓋骨)

有痛性分裂膝蓋骨(二分膝蓋骨)とは

小学生高学年~中学生の激しいスポーツをしている人によく起こります。

ダッシュ等の激しい運動時や正座やしゃがむ等の膝を曲げる動作で膝蓋骨に痛みを訴えます。

膝蓋骨(膝のお皿)は通常は一つですが、まれに2個以上に分裂した人がいてます。

通常は痛みも無く問題ないので治療の必要も無いのですが、スポーツのし過ぎでオーバーユース状態になった時に分裂部分に牽引力がかかって痛みを引き起こすことがあります。


(分裂膝蓋骨の診断)
レントゲンやCTで容易に診断ができます。

(分裂膝蓋骨の治療)
整形外科では通常スポーツを中止して安静にしながら、ストレッチやサポーターの使用を行います。

症状がきつい場合や骨の状態によっては手術をして分裂骨片を摘出したり癒合させる手術を行います。


(当院の方針)
膝蓋骨が二つに分裂していると言われると誰しもがびっくりされると思います。

しかし、本当に骨が分裂していることが痛みの原因なのでしょうか?


・膝蓋骨が分裂していても半数の人は痛みが出ません。

・痛みがある人も過去(小さい時)は痛みが出なかったはずです。

・痛みを訴える人はほとんどの人が激しいスポーツをしています。


これらの事から考えると骨自体の問題では無く、スポーツで無理がかかったために痛みが出たと考えたほうが自然です。

・スポーツのやり過ぎ(オーバーユース)
 ↓
・膝周辺の筋肉に過度の緊張がかかる。
 ↓
・膝蓋骨の筋肉の付着部周辺が過度に引っ張られる。


このような結果として痛みが出るのです。


これは二分膝蓋骨(有痛性膝蓋骨)に限らず、有痛性外脛骨やオスグッド病などの骨に異常が見られるスポーツ障害と同じメカニズムだと考えてます。



(当院の施術)
膝蓋骨に付着している筋肉の緊張を解き、膝蓋骨への牽引力を下げてあげると大抵の方は痛みが解消します。

それなら大腿四頭筋のストレッチをすれば良いのでは?と思われるでしょうが、それだけで治るなら誰でも自分で簡単に治せるはずです。
実際にストレッチだけで簡単に治るでしょうか?

体の歪み、アライメント、周囲の筋肉の緊張、骨盤の調整、関節の動き、etc・・・
様々な角度から原因を探しだして調整することで短期間で痛みを解消することができます。

膝蓋骨の分裂自体は変わりませんが、激しい動作やスポーツをしても全く痛みが無い状態まで回復させることができます。

痛みを我慢したり、練習を満足にできない状態で困っておられる方は、ぜひ一度施術を受けてみて、効果を身体で実感してみて下さい。


有痛性分裂分裂膝蓋骨(二分膝蓋骨)なら大阪-堺自然整体院

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