2013年6月20日木曜日

高齢者の腰痛

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2013年6月3日月曜日

骨が・・・・

事故からもうすぐ2ヶ月になります。

当初辛かった、肩、首は治療家仲間の先生のお陰でかなり改善してきました。

ただ、当初大したことないと思ってた、左手根部(掌の付け根)の打撲が全く改善しませんでした。

B病院では事故当初のレントゲンで骨に異常が無いと言われていたので安心していたのですが、
打撲にしては痛み方がおかしいと思い、以前から何かとお世話になっている柔整師の堀江先生にエコーで調べて頂きました。

堀江先生の見立てでは有鈎骨に異常があるので一度MRIを撮ったほうが良いとの事だったのでB病院にてMRIと再度レントゲンで検査をしてもらいました。

結果は、

「骨には異常がありません、特に対処法も無いのでもう少し様子を見ましょう」とのドクターの診断・・・ (-_-;)

ここでこれ以上診てもらってもダメだと判断したので、手の外科に力を入れてそうなS病院に紹介状を書いてもらうことにしました。

そしてその時にもらったMRI等の画像CDを堀江先生に見ていただくと、やはり有鈎骨に異常があるとの判断。
先生が講師を努めておられる柔整専門学校で画像に一番詳しい先生も同じ判断。


S病院で手の外科の先生に診断をしてもらった所、当初は異常なしとの診断でしたが、指摘された点を伝えて再度念入りに見ていただくと、有鈎骨挫傷の診断となりました。


※「骨挫傷」とは?
  ・骨にミクロな傷が付いた状態、炎症を起こしている状態です。
   固定をしなくても安静にしていれば自然治癒します。


骨に異常があったことは残念と言えば残念なのですが、
骨挫傷なら完治まで少し時間はかかりますし、手の使い方はかなり慎重にならないといけませんが、固定や手術を必要とせずに済みます。



過去の自分の患者さんでも整形外科で骨折を見逃されてきた患者さんをたくさん見てきました。
酷いケースでは転倒して股関節を打った80代の女性で全く歩けない状態での、大腿骨頚部骨折を見逃されていた事もありました。

それがまさか自分にも当てはまるとは・・・・



一般の患者さんなら間違い無く見落とされていた診断だと思います。

皆さんもレントゲンの結果が異常なしだったからといって安心し過ぎないようにしてください。



● レントゲンの落とし穴 ●

角度によって写らない骨折がある。

・新鮮な(受傷後すぐ)骨折では写らないことがある。

・肋骨や肋軟骨は特に見落とされやすい。

・骨挫傷は写らない

・椎間板や靭帯や半月板などの軟部組織は写らない。

レントゲンでは判断できず、CTやMRIと併用することで分かる骨折もあります。


打撲と診断されても、時間が経っても痛みが引かない時は再度整形外科の診察を受けましょう!


大阪-堺自然整体院